
一人で行っても楽しそうだけど、いきなりだと大丈夫かな?
ひとり登山が流行っていることを知っていますか?
実は登山者のほぼ全員がひとり登山経験者で、そのなかでも半数程度がひとり登山を中心にして登山を楽しんでいるというのです。
確かにひとり登山はとても魅力的なのですが、どうしても危険性があることを忘れてはいけません。
そこで、この記事ではひとり登山の魅力と危険性を紹介。
そのうえで、できるだけ少ない危険性でひとり登山を楽しむ方法を解説します。
危険性に対して適切な情報を仕入れておかないと、滑落や遭難などの危険性があります。
登山をする前にはしっかりと頭に入れておきましょう。
ひとり登山が流行っているって知ってましたか?
近頃、「ひとり登山」が流行っているということを知っていましたか?
ひとり登山について知らないままにしていると、「なんだか寂しそうだから・・・」と敬遠してしまって、なかなか触れる機会がなくなってしまうかも。
ここではひとり登山についてを詳しく解説していきます。
ひとり登山は知っていけば知っていくほどに楽しさがわかってきて、初心者でも楽しみたくなること間違いなし。
新型コロナウイルス感染症による自粛ムードで溜まったストレスを発散するためにはすごくいい機会になると思いますよ。
ひとり登山とは?
ひとり登山とは、その名のとおり「ひとりで登山をすること」を指しています。
「ソロ登山」とも呼ばれていて、たくさんの登山愛好家たちから愛されています。
なぜなら、複数人で登山をすることよりもたくさんのメリットがあるからです。
ひとり登山をするためには最低限「雨具」「トレッキングシューズ」「リュック」さえあればOK。
あとは正しい知識さえあれば、ひとり登山を適切に楽しめることでしょう。
まずは他の登山者が多くて、低い山にチャレンジしてみるのが吉です。
最初からハードは登山をしてしまうと苦い経験をしてしまう可能性があります。
ひとり登山初心者であれば、最初は簡単な山からスタートして、自分のレベルに合わせて徐々に登山の難易度も上げていきましょう。
ひとり登山が実はブームに
山好きのための登山情報サイトである「ヤマケイオンライン」の調査によると、86%の人たちが「ひとり登山経験者」であることが分かりました。
また、なかには「ひとり登山しかしない」という猛者もいるほど。
実際、どれくらいの頻度でひとり登山をしているのかというと、約半数がひとり登山を中心として山登りを楽しんでいるのです。
以上のように、ひとり登山はブームになっています。
というより、登山好きのなかでは複数人で登山するよりもひとり登山のほうがメジャーな楽しみ方なのかもしれません。
これほど山好きを惹きつける「ひとり登山」ですが、なかなか登山初心者には魅力が伝わっていないのが現実。
登山をまったくしたことがない人でも、ひとり登山にどんな魅力があるのかを知れば、きっと道具を揃えてでもチャレンジしたくなるはずです。
ひとり登山の魅力
ひとり登山という響きが少し気になっている方は、実際にどんな魅力があるのかも気になっていることでしょう。
もちろん、ひとり登山にはたくさんの魅力があります。
その証拠として、たくさんの登山好きがひとり登山を愛しているのです。
ここではひとり登山の魅力を5つ紹介します。
この5つを頭に入れて、自分がひとり登山をしているところを想像すれば、絶対に楽しい未来が想像できるはずです。
それほどまでにひとり登山は魅力的なものなのです。
まだひとり登山に興味すらない方も確実に楽しめるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分のペースで登山ができる
ひとり登山の魅力はなんといっても「自分のペースで登山ができる」ということ。
周りのペースに合わせる必要がなく、自分がラクなペースで山を楽しめます。
疲れているときには頻繁に休憩をとったり、景色がいいところではカメラを手に取って思い出を残してみたり。
逆に複数人で登山をしているときには、どうしても全体のペースに合わせて登山する必要があり、無理をしてしまう可能性があります。
また、自分が写真を撮りたいと思った瞬間に周りが同意してくれないと、周りを待たせたり、置いてかれたりすることもあります。
山という大自然を存分に楽しむためには、やはりひとりでのびのびと自由に楽しむのがいいものですよ。
スケジュールを管理しやすい
スケジュールを管理しやすいことも、ひとり登山の大きな魅力です。
複数人で登山をすることになると、どうしてもスケジュールを合わせる必要があります。
さらに登山は天候が悪ければ延期するというのが一般的。
せっかく決めたスケジュールも天候不良によって変更を余儀なくされてしまったら、また最初からスケジュールを組み立て直す必要があるのです。
しかし、ひとり登山ならそんな面倒なことをしなくても大丈夫。
自分が行きたいときに行きたい山に登ればいいだけなのです。
たとえば、「明日は天気がいいらしいから、登山をしよう!」という軽い気持ちで挑戦することが可能。
また、万が一当日に体調が悪くなっても誰かに迷惑をかけるということはありません。
ひとりでも十分楽しめる
「ひとり登山」を耳にするとどうしても「寂しくて楽しめないのでは・・・」と思ってしまいがちですが、案外そんなことはありません。
むしろ、複数人で登山をするよりも楽しめるでしょう。
なぜなら、ひとり登山はあなたに「周りの登山者たちの暖かさ」や「素晴らしく美しい景色」などを提供してくれるから。
これは複数人で行っても、ひとりで行っても登山者たちに平等に与えられるものです。
他の登山者たちとすれ違いざまに挨拶を交わしたり、休憩スポットや山頂から景色を見たりすることはまさに登山の醍醐味。
ひとりでも十分に楽しめるからこそ、多くの登山者たちがひとり登山を愛しているのでしょう。
静かに自然を感じられる
登山をする理由としてよく上げられるのが「自然を感じたいから」です。
せっかく自然を感じるなら、自分の感性を大切にして静かに感じたいものですよね。
複数人で登山に行ってしまうと「静かに自然を感じる」というよりも「景色や体験を仲間たちをシェアする」という側面の方が強くなってしまいがちです。
ですので、自然を感じるために登山をするのならば、確実にひとり登山がおすすめなのです。
鳥の鳴き声に耳を傾けたり、枝葉をカサカサと揺らしながら通る風を感じたりするという体験は日常生活ではなかなか得られないものですよ。
達成感が段違い
誰かと助け合いながら登山をすることでも素晴らしい達成感は得られますが、やはりひとりで山を上り切ったときの達成感のほうが大きいものです。
達成感を得ることによって「俺はこの山をひとりで登り切ったんだ」という自信がつくようになります。
すると、日常生活のなかでも自分に自信を感じられるようになることも。
なかには「登山をすることで人生が変わった」とまで口にする人もいます。
ひとり登山は自分ひとりでたくさんの判断をして、あらゆる状況を切り抜けるもの。
自分を変えたいという人にもぜひ一度体験してみてほしいものです。
ひとり登山の危険性
たくさんの魅力があり、多くの登山者たちを惹きつけているひとり登山ですが、どうしても危険性は潜んでいます。
その危険性を無視してひとり登山をしてしまうと、取り返しのつかない失敗をしてしまって登山で中断する必要が出てきたり、最悪の場合には命を失ってしまうかも知れません。
そこで、ここではひとり登山の危険性について紹介します。
危険性をしっかりと理解しておくことによって、予防策や対応策を考えておくことができます。
予防策や対応策を考えておけば、もしものことがあってもスムーズに対処できること間違いなし。
すると、ひとり登山を目一杯楽しめるようになります。
ひとり登山に挑戦する人なら、確実にチェックしておきましょう。
装備が重くなりがち
ひとり登山をするときにはどうしても装備が重くなってしまいがちです。
なぜなら、複数人では分担して持っていればいいものを、たったひとりで持っていく必要があるからです。
もちろん、雨具などの個人個人で必要になるものの重さは変わりません。
しかしながら、調理器具などは複数人で登山をしている場合でも1つあれば十分なもの。
ひとりで登山をするなら、それらを分担せずにひとりで持つ必要があるのです。
装備が重くなってしまうと、足に疲労がたまりやすくなることは理解できるはず。
足が疲れてしまうと、山を登るペースが遅くなってしまったり、怪我をしてしまうリスクが向上してしまいます。
ひとり登山では装備が重くなってしまうことは確実ですので、覚悟しておく必要があります。
ひとり登山をするときにはできるだけ軽い装備で臨みたいものです。
自分ひとりで適切な判断をしなくてはならない
ひとり登山はもちろんずっとひとりですので、何かあったときには自分で適切な判断をする必要があります。
周りの登山者たちが情報提供をしてくれたり、アドバイスをしてくれることもありますが、やはり最後に判断するのは自分自身です。
たとえば、絶景である山頂を目の前にして雨が降り始めたらどうしましょう。
これから晴れるであろうと思って山を登り切るのも、天候が悪化して危険だから早めに下山するのも自分で判断するのです。
適切な判断ができないと、怪我や災害などに巻き込まれるリスクが向上してしまいます。
自分の状態と外部状況を適切に分析し、最良の判断をすることをしっかりと意識したうえで登山をするようにしましょう。
万が一のことがあっても気づかれにくい
ひとり登山をしていると、万が一のことがあっても気づかれにくいです。
複数人で登山をしているときに滑落や遭難をしても、一緒の登山をしていた仲間たちが気づいてくれます。
しかしながら、ひとり登山をしているときには誰にも気づかれないままになってしまうことが多いのです。
実際、2020年4月8日に配信された『島崎三歩の「山岳通信」』第184号では、4月4日~5日に起きた3件の遭難について説明。
その3件のうち2件がひとり登山をしているときのものだったことを明かしました。
ニュースでも「帰ってこないことを疑問に思った家族が警察へ捜索願を提出」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ひとり登山を楽しむためには?
ここまでひとり登山の魅力と危険性を紹介してきましたが、実際にそのリスクを低減する方法があります。
危険性で最低まで減らしてひとり登山の臨むことによって、ひとり登山を最大限に楽しめるようになるでしょう。
ここではひとり登山を楽しむために必要な3つのことを紹介します。
以下で紹介する3つのことさえやっておけば、ひとり登山で最悪の事態が発生してしまう可能性を減らせるでしょう。
ひとり登山にチャレンジする前には確実にチェックして、以下の3つをやったうえで登山するようにしましょう。
自分のレベルを把握しておく
やはり、登山をする前には自分のレベルを把握しておく必要があります。
自分の登山レベルを把握しないまま登山をしてしまうと、自分の実力以上の山に登ることになってしまい、山頂まで登れなかったり、登きったけど下山する体力が残っていないなんてことにも。
また、「登山には体力があれば大丈夫だ」と思われていますが、自分の体力だけを過信してレベルの高い山に挑戦するのもNG。
登山にはテクニックや経験も必要になるので、どれだけ体力や筋力に自信があったとしても、最初は難易度が低い山からスタートすることをおすすめします。
とはいえ、自分の登山レベルはなかなかわかりませんよね。
そんなときには登山経験者に客観的に判断してもらうことが大事。経験者の客観的視点でレベルを見てもらえば、見誤ることも少ないですよ。
事前の情報収集を怠らない
ひとり登山の前にはしっかりと情報収集を行っておきましょう。
適切な情報を手に入れておくことによって、万が一のときに正しい判断ができるようになります。
春夏でも雪が残っていたり、さまざまな要因によって道が悪くなっていたりする可能性も。
また、難易度が低い山だったとしてもルートによってはなかなか登山が難しい可能性もあるのです。
情報収集を怠っていると、間違ったルートで登山をすることになってしまい、当初の予定よりも登るのに苦労してしまうかも。
さらには、山小屋や天候に関しての情報収集も欠かせませんよ。
一度登山を体験しておく
最後に、ひとり登山を最高に楽しむためには「一度登山を体験しておく」ことが大事になります。
一度経験しておくと、登山がどういうものであるのかをある程度理解できるようになるからです。
逆にまったく登山をしたことがないのにひとり登山に挑戦してしまうと、予想外に登山がしんどくて途中で挫折してしまったり、疲れが溜まって怪我をしてしまったりするかも。
しかし、登山を一緒に行ってくれる人を見つけるのはなかなか難しいものです。
そこでおすすめなのがクラブツーリズム。
クラブツーリズムには登山ツアーがたくさん用意されています。
自分のスケジュールに合うツアーを選んで一度登山をしてしまえば、あとはひとり登山だって簡単にできるようになりますよ。
最高のひとり登山を楽しむためには、まず誰かと一緒に登山をすることが大事。
そんなときにはぜひクラブツーリズムを利用してみてください。
ひとり登山はクラブツーリズムから
ひとり登山は多くの登山者たちに愛されるほど楽しいものです。
たくさんの魅力があり、まさに登山の魅力が詰まっているといっても過言ではないほど。
しかしながら、ひとり登山には危険性も隠れています。
そんな危険性を回避するために最も重要なことは「一度誰かと登山を体験しておく」ということ。
一度登山を体験しておくと、登山がどのようなものかを理解できるようになります。
ハウツーがわかるようになるので、ひとり登山も存分に楽しめるようになりますよ。
周りのに山好きの友達がいなかったり、友達とのスケジュールが合わない場合にはクラブツーリズムを使うことを検討してもいいかもしれません。
クラブツーリズムなら、間違いなく登山のノウハウを身につけられますよ。

そして一緒に登山に行きたいなんて友達もいない。。
そんなあなたでもひとり登山は無理じゃないかも?!
ひとり登山経験者の口コミ
一人だからこそ大自然に包まれていることを感じる
山間部に住む知り合いに教えられた、普段あまり人が入らない林道に歩きに行きます。
沢に沿って緩やかに登ってゆく林道で、初夏の晴れた午前中に出かけるとすがすがしい気持ちになれます。
聞こえるのは沢の音と鳥の声、風で揺れる木々のざわめき、自分の足音と衣擦れの音。苔むした倒木の神秘的な姿。美味しいひんやりとした空気。自然の中で独りでいるという幸福感に包まれます。
普段仕事や家庭で人といるのは必要だし大切なことですが、大きなものに包まれて独りでいるということの大切さも独り登山は気付かせてくれると思います。
楽しむコツは、気になったり目に付いたものをよく観察しながら歩くことだと思います。
立ち止まってよく見て写真を撮って、そういう環境にいる自分にはっ!と気付いて…。そんな行動自体がリラックス体験なんだと思います。

山頂でのコーヒータイムが最高

40代独身女性 aineさん 和歌山県在住
とにかく自由に出来ること!
好きな時に登山に行ける、1人なので自分のペースで黙々と歩ける、登山コースや行きたい山の計画を考えるのも好きに出来る、ゆっくり写真を撮る時間がある、1人なので疲れたら下山も途中で気にせずに出来る。
ひとり登山の楽しみといえばやはり山頂でのコーヒータイムです!
新しく買ったお気に入りの登山用品をザックに入れて、景色を見ながら山頂でコーヒーを飲むのが最高です。
毎回違うコーヒー豆を準備しておき今回はこのコーヒーを山頂で楽しもうとワクワクしながら登ります。
山頂でコーヒーは定番かもしれませんが、何か1つ新しく買った登山用品を必ず持って行くとその日の登山は特別な日になると思います。

自分のペースで登れること

Tea-Skyさん
ひとり登山の魅力は、自分のペースを守れるということに集約されます。
普段は都会のオフィスで人と接しながら働いていたとしても、趣味の時間くらいは人付き合いから開放されたいものです。
ひとり登山は大自然の中、自分の体力と相談しながら山に挑むことができるという魅力があります。
身軽に日帰り登山をするもよし、中級者以上になればキャンプ用品を持って山の中で宿泊するのもよしです。
自然の香りが漂う空間で、自炊するのはなんとも贅沢な時間だと思います。
それに私の場合は、山頂に無事到着したことの証として「三角点」を足で踏むようにしています。
これこそ、地上から登り詰めて、その苦労がようやく報われた瞬間だから大切にしたいものです。

登山の写真をブログにアップして楽しんでる

30代独身男性 おれんじさん 大阪府在住
週末は大自然の中に身を置くことで、都会での仕事に疲れた気持ちと身体をリフレッシュさせることができます。
登山は仲間でワイワイ言いながら登ると意外と息が切れて大変です。
ひとり登山であれば自分の体力と相談しながらスピードを調整したり、適宜休憩を入れることも可能です。
安全のために、それほど標高が高くない山でアクセス良好な初心者向けの山、ハイキングコースを選ぶようにしています。
長く楽しむコツとしては、写真を撮りながらブログにアップすることです。

ソロ登山者同士の交流が好き

wachapin_2044さん
今でこそ、ほぼ毎回ソロ登山をしている私ですが、以前はグループで登山をしていました。
ソロで登っている人を見ても、「一人で登って楽しいの?寂しいんじゃないの?」と思っていました。
ある日、友だちとミヤマキリシマを見に行く約束をしていましたが、友だちが急に行けなくなりました。
私は一年で一番最高なミヤマキリシマを諦めることができず、初めて一人で登山に行きました。
到着すると、多くの登山客がいましたが、ソロもたくさんいて、私は安心して、登り始めました。
その日のミヤマキリシマは、勇気を出してソロ登山をした甲斐がありました。
そして私はソロ登山の良さに気付きました。
好きなペースで、好きなコースを登れますし、写真を撮る時も、時間や相手にを気にせず、心行くまで撮ることができます。
道中、話すことはできませんが、同じソロの人と仲良くなれました。
友人には申し訳ないのですが、おそらく二人で行ったら、こうはいかなかったと思います。
それ以降、私はソロ登山にハマっています。

ただの健康維持のつもりが、成功体験→自信につながった

40代独身女性 ぼちさん 北海道在住
登山に限らず、私の場合 何をするにもひとりとカッコ良く言うものの、ただ単に友達もなく勝手な性格ゆえ一人行動が気楽で好きなだけなんです。
その中でも登山、トレッキングは未経験、初心者にとっての一人登山はリスクが高いと感じる方も多いと思います。
ですが、私の様に単独行動が好きだったり解放感、自然との触れ合いを望む方ならマイペースに独自の楽し方が出来る一人登山を是非、お勧めしたいです。
私の場合、一人登山のきっかけは健康維持と興味だけで始めたのですが、1度の一人頂上達成を経験を期に何度も他の山を挑戦。
その中で得た事は、一人で考える力と小さな成功体験が自信となり、仕事や日常生活の中で非常に役に立ちました。
まさに孤独の力が鍛えられて良い経験が出来たと感じています。
新しい挑戦、事を始めるには 一人登山を一度経験してみてはいかがでしょうか?

初心者レベルの山から始めよう

30代独身女性 やまぴさん 京都府在住
最近ひとり登山にチャレンジしてみました。
登山といっても、登山靴がいるような本格的なものではなく、普通のスニーカーで登れるレベルの山です。
京都の五山の送り火で有名な大文字山や伏見稲荷大社がある稲荷山などです。
それほど急な斜面があるわけでもなく、周りに人も多いので、安全面でもひとり登山に向いていると思います。
ひとり登山はリスクもあるので、初心者レベルの山から始めるのがよいでしょう。
ひとり登山は寂しいかと思っていましたが、すれ違う人たちから、「こんにちは。」という声をかけていただいたりします。
普段知らない人と挨拶することがない世の中なので、山での挨拶の気持ちよさは、ひとり登山の特権だと思います。
他にひとり登山のメリットは、自分のペースで歩けることです。
人と一緒だとペースが合わないこともあり、気を遣ったり、気を遣わせたりしてしまって、疲れてしまいます。
ひとり登山は自分自身とも向き合えるのでぜひチャレンジしてみてください。

標高が低い山から挑戦しよう

20代独身男性 秋丸さん 埼玉県在住
私は仕事などで煮詰まった時や、運動不足だなと感じた時に一人で登山をします。
これから一人登山をしようと考えているけど、なかなか忙しかったり初めてで楽しめるか不安といった方に、楽しめるコツを私なりにお伝えしたいと思います。
まず前提条件として、初めての方は標高が高すぎない山から挑戦するようにしましょう。
よく高すぎる目標設定は良くないと言ったりしますが、登山でも同じで、いきなり中級者~上級者向けの山に挑戦したら高確率で挫折します。
私自身も、初めて一人登山をした時は、山というより渓谷に近いやつから挑戦しました。
それならば、傾斜も緩やかなので、挫折することなく登り切れると思います。
大事なのはこの、登り切ったという達成感をまず味わうことです。
きつすぎる山を選んでしまうと、せっかくの景色を楽しむ余裕もありません。
不思議なもので、低い山でも登り切ってみると、自然とまた登山したくなるのです。
きっとまだ登山したことがない方ほど、陥りがちな穴なので、ぜひこのポイントに気を付けてみてください。


30代独身男性 ケーズさん 岡山県在住
私はひとり登山で赤磐市の熊山に登山しました。
ただ、登山といっても標高は500メートルより少し高いくらいなのでプチ登山というところでしょうか。
だいたい頂上までの所要時間は一時間ちょいで登れる山です。
夏場の登山は喉が乾くしヘトヘトになりますが、春先や秋などわりと涼しい時期に登るのがベストです。
ひとり登山は寂しく思われがちですが、汗かくし良い運動になるのは間違いないですし、自分探しだったり何か一つでも越えたいハードルがあると考えるならひとりでも登山に挑戦してみる価値は十分にあります。
ひとり登山を考えてる方、初心者だといきなり標高が高く所要時間がかかる山はきついかもしれませんが、標高500メートル程度だと気軽に始められる高さでもあるので、まずプチ登山から始めてみてはいかがでしょうか。

まずはグループ登山でスキルを身に着けよう

30代独身女性 歩くのんびり屋さん 千葉県在住
20代後半から始めた一人登山。最初は山岳会みたいなのに入っていたけど、ある程度のスキルを身につけたら、脱会し、自由気ままに山を登っている。
特に、3泊4日位で車をレンタルして車中泊しながらその地域の山を登りまくるっていうのが好き。
友達には理解されないから言わなけど、3日、4日同じ地域で過ごしているとなんとなく、その地域の特産物とかわかってくるし、眺めの良い山からはその街並みを見下ろすことが出来て、またその地域の理解が深まる。
そしてそういったことを違う地域でもしてみると、前行った地域との違いとかが見えてきて、すごく楽しい。
また、登山自体も3,4日だと平日にもかかるから、他に登山している人も少ないから、静かに登山出来て、精神的に何かが満ちてくるからすごく好き。

40代独身男性 パンチョさん 高知県在住