これからも生活や収入に大きな変化はなさそうな気がする。節約したり、孤独を避けるために、高齢者でも入れるシェアハウスってないのかな?
こんにちは、相葉です。

少子高齢化が進む日本では高齢者だけの世帯が増え、孤独死をはじめとする数多くの問題が起こっています。
老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など高齢者を見守るサービス付き住宅も増加していますが、近年は「シェアハウス」という新しい選択肢が出てきました。
この記事では、高齢者向けシェアハウスの特徴やメリット・デメリットを解説します。
高齢者向けシェアハウスが増えている理由
はじめに、高齢者向けシェアハウスが増えている理由の一例を解説します。どのような理由があるのでしょうか?
介護保険法で自立支援が推進されているため
2021年まで何度か改正が行われた介護保険法では、現在自立支援と介護予防が推進されています。
要介護の高齢者が増えれば介護保険の利用者が増え、財源の悪化に繋がるためでもあるのでしょう。
高齢になるほど、人の手を借りずに暮らすことは難しくなります。
特に、高齢の男性は社会との繋がりを絶ちがちで、孤独死の危険性が高い傾向です。
シェアハウスに住むことで同居者とのコミュニケーションが取れやすくなり、自立した生活を長期間続けやすくなります。
地域による見守りがしやすくなるため
高齢者だけの世帯が孤立しないように、自治体も見守り運動などを行っています。
しかし、高齢者が広い地域に散らばって住んでいると、きめ細かい見守りが難しくなるでしょう。
シェアハウスに元気な単身高齢者がまとまって住んでもらえれば、見守ることも簡単になります。
そのため、シェアハウスの建設や運営に前向きな自治体も増えてきました。
孤独死の防止
現在、単身で住む高齢者の問題で最も深刻なのが孤独死です。
特に、男性は定年退職後に社会との繋がりが薄くなりがちなので、家族がいなくなると家に籠もりがちになる方も珍しくありません。
その結果セルフネグレクト長体になって孤独死につながります。
シェアハウスに住むことで、住民同士のコミュニケーションが生まれ、セルフネグレクトや孤独死の予防に一定の効果が期待できます。
たとえば、急な病気になってもすぐに発見されれば命が助かる可能性がぐっと高くなることでしょう。
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高齢者向けシェアハウスと老人ホームの違い
ここでは、高齢者向けシェアハウスと老人ホームやサービス付き住宅との違いを解説します。どのような違いがあるのでしょうか?
入居費用や家賃が安い
老人ホームやサービス付き住宅は入居する際「入居一時金」が必要です。
入居一時金は施設の運営母体やサービスの内容によって異なりますが、民営でサービスが手厚いところほど高額な傾向があります。
数百万~数千万の一時金が必要なところも珍しくありません。
一方、シェアハウスの場合、入居一時金は不要です。
敷金・礼金は必要ですが高くても数十万円です。
老人ホームなどに入るより安くすみます。
管理者がいない
老人ホームやサービス付き住宅は、管理者や職員がいます。
見守りサービスや看護などを受けられますが、門限があるなど一部自由に制限がある施設が一般的です。
また、ペットが飼えない、飲酒や喫煙ができないなどの決まりがある場所も多いことでしょう。
一方、シェアハウスは外出・外泊などの行動や飲酒・喫煙などの制限がありません。
一般的なアパートやマンションに住むのと同様です。
その代わり、自分のことは全て自分で行う必要があります。
自立している健康な高齢者向け
老人ホームやサービス付き住宅は、体が不自由な方も、介護が必要な方も入居できます。
例えば、家事・外出などに手助けが必要な方や、持病がある方でも入居が可能です。
一方、シェアハウスはあくまでも一般的な住宅ですから、心身共に自立している方でないと入居は難しいでしょう。
ヘルパーなどを利用することはできます、常に介護者がいなければ生活できないという方は入居が難しいでしょう。
高齢者向けシェアハウスのメリット
では、高齢者向けシェアハウスは老人ホームなどと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?ここに、その一例をここに紹介します。
入居者の経済的負担が少ない
老人ホームやサービス付き住宅は、数百万単位の入居一時金が必要なことがあります。
一次入居金を得るために自宅を売る方も珍しくありません。
シェアハウスならば最大でも数十万円の負担で済みます。
また、月々かかる家賃も老人ホームなどに比べるとかなりお得です。
将来介護が必要になったときに少しでも資金を残しておきたいという方にもおすすめです。
入居同士が助け合って暮らせる
シェアハウスは共有ラウンジや炊事場などがあり、入居者同士が助け合って暮らしていけます。
コミュニケーションを円滑に取ることができれば、何かあったときも安心です。
また、生活に張り合いも出ることでしょう。
異世代の交流もできる
シェアハウスの中には、居住できる年齢層が幅広かったりあえて若者と高齢者が一緒に住めるようなシステムになっていたりするところもあります。
このようなシェアハウスならば、異世代間の交流もできるでしょう。
それにより、役割分担や生き甲斐が生まれることもあります。
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【シェアハウスの年齢制限について】利用できるのは30代まで?!
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高齢者向けシェアハウスのデメリット
しかし、高齢者向けシェアハウスにもデメリットはあります。ここではその一例を紹介しましょう。
手厚い介護サービスなどは期待できない
シェアハウスはラウンジやキッチンが共同スペースであるという以外は、普通の集合住宅と同じです。
ですから、ケア付きホームのような手厚い介護サービスは受けられないので、注意が必要です。
たとえば、介護保険を使ってヘルパーを依頼することはできますが、それは自己負担です。
元気な高齢者でないと入居できない
シェアハウスでは、ほかの入居者同士自発的に助け合うことはあっても、手助けを強要することはできません。
あくまでも「自分のことは自分で」が基本です。
ですから、身の回りのことは最低限自分でできる人でないと入居はできません。
ゴミ屋敷や汚部屋を作れば退去を迫られることもあるでしょう。
また、持病がある方も入居が断られる物件もあります。
将来的に介護が必要になった場合も退去を求められることもあるでしょう。
入居者同士のトラブルが起こりやすい
シェアハウスは入居者同士の仲が良ければとても住み心地が良い場所となります。
入居者同士の仲が悪ければその反対です。
高齢者は若者と比べてすでに自分の生活ができあがっており、なかなか変更するのが難しい傾向があります。
また、女性の場合は家事ができる方が大半ですが、男性の場合は家事ができない方もいるため、家事ができる方に負担が集中することもあるでしょう。
このほか、共有スペースの使い方でトラブルが起きることもあります。
まとめ
今回は、高齢者向けシェアハウスが現在増えている理由とメリット・デメリットを紹介しました。
現在、高齢者の居住環境は家族と一緒に住む・高齢者だけで住む・介護付きの施設に住む、3択です。
これに「高齢者同士が助け合って住む」という選択肢が加わることにより、自立して暮らせる方が増えることでしょう。
しかし、高齢者同士で住めば今ある問題が全て解決するわけではありません。
高齢になったらシェアハウスに住みたいという方は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握して選択することが重要です。