結婚しているのがそんなに偉いの?
自分の価値観を押し付けてこないでよ!
こんにちは、相葉です。

シングルハラスメントのおすすめ対処法
シングルハラスメント(独身差別)とは独身の人が被害者となる嫌がらせのことです。
ほとんどの加害者が既婚者で、一方的に「結婚するのが正解」という価値観を押し付けてくるのがこの差別の特徴ですね。
セクハラ(性的な嫌がらせ)やパワハラ(権力や立場を利用した嫌がらせ)と同じように、相談窓口がありますし、相手に注意することもできます。
それでまずは自分の気持ちに正直になって、自分が受けている独身ハラスメントに対してどう対応したいと思っているのか、下のYESNOチャートを使って、対策方法を考えてみるのをおすすめします!
人によって受けている差別は違うと思いますが、まずは「相談する」「言い返す」「聞き流す」のどれかで解決していくはずですよ。
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「聞き流す」ためにできること
相手から失礼なことを言われたにもかかわらず、「本当にそうですよね~」とか「確かに結婚って素敵ですよね~」とか言って適当にそれを聞き流すのは簡単じゃないですよね。
でもきっとあなたも何度か独身ハラスメント発言を言われたことがあるはず。
だから次のために心の準備をしておくことにしませんか?
相手の気持ちを理解する
独身ハラスメントがなくならない最大の理由は「加害者に罪の意識が無い」ことです。
独身ハラスメント発言をする人の多くがこのような思考だと言われています。
「〇〇さんは良い人なのに独身なのはなんでだろう?自分と同じように幸せな結婚をしてほしいな~」
「○○さんは独身で良いよな~。私は結婚してから自由時間も少なくなって子育ても大変。気楽だった独身時代が懐かしい」
という感じで、本気で結婚が良いと思って勧めている人、心から独身を羨ましく思っている人が独身ハラスメント発言をよくするみたいです。
なので恐ろしいことですが、彼らには本当に悪意が無いのです。

そういうことを少し覚えておけば、次に何か気に障ることを言われても過敏に反応しないで済むかもしれませんね。
独身であることに自信を持つ
独身も結婚もそれぞれメリットとデメリットがあるなんて常識ですよね?
なのに既婚者から「結婚が幸せへのスタート」みたいな話を洗脳されると、自尊心を失いそうになりますよね。
なので独身の人は独身のメリットをもっと自覚するようにしましょう!

「言い返す」ためにできること
納得できないことを言われた時、人間の反応として「言い返す」のはいたって自然なことですよね。
でも言い方によって相手に与える印象や影響は違ってくるかもしれませんよ。
良い雰囲気を残しつつ「言い返す」方法
例えば、「なんで結婚しないの~?なんか結婚できない理由でもあるんじゃないの~?」とかっていじられる可能性があります。
そんな時に相手との関係を壊さずに進めたいなら「いや~婚活頑張ってるんですけどね」と実は心の中ではキレながら笑顔で答えるのも一つの方法です。
あるいは動物を飼っていることにして「猫がいるので結婚したいって思わないんですよ」みたいに、少し異常なペット愛について語るのもありですね。
相手には変わっている人と思われるかもしれませんが、まともに受け答えしようなんて最初から思ってないからこれでもいいんです(笑)
相手にピリッと緊張感を与えるために「言い返す」方法
もうこれ以上言われたくない、この人とはちょっと距離が遠くなっても構わないと思うなら、ちょっと緊張が走るような受け答えもいいと思います。
例えば、「すいません、プライベートなことは話したくないので」とか「そういうセクハラ発言は上に報告しますよ」みたいな感じです。
こうやっていておけば、ハラスメントを受ける機会も減るかもしれませんよ。
「相談する」ことも正当な権利
きつめに言い返してもハラスメントがやまず、自分としても耐えられない気持ちになったなら我慢する必要はありません。

総合労働相談コーナー
各県には「総合労働センター」があって「労働に関するあらゆるご相談に対応します」とあります。
この中には職場環境に関する相談も含まれているので、シングルハラスメントを受けていることも相談できますね。
ここで相談したことが場合によっては「個別労働紛争解決」の案件として、労働局から会社へ助言や指導が行く可能性があるので、力のある解決方法となるかもしれません。
相談員の中には女性もいるし、プライバシーの保護にも配慮されているので、気軽に相談することができますよ。

会社の「ハラスメント相談窓口」
2020年6月から「パワハラ防止法」が施行されることになり、それに伴い企業は「ハラスメント相談窓口」を設置することが義務付けられました。
そういう部署が会社には無いかもしれませんが、メールや電話での相談先というものが決められてはいませんか?
もしその相談先が自分にハラスメントを与えてくる本人みたいな悲惨な場合には、先ほどの「総合労働相談センター」に相談してみたりもできると思いますよ。
こんな発言はシングルハラスメントです!
「独身は自由で良いよね」
独身を完全に舐め切った発言ですよね。
独身だって責任はいろいろあるし、場合によっては既婚者より忙しいし、稼いでいるし、納税もしているんです。
既婚者の方が偉いという感じの発想自体がシングルハラスメントなので、相手にはっきり言った方が良い場合もあります。
「なんで結婚しないの?」
親切心から言ってくる人がいるのは否定しませんが、マウントのために聞いてくる人もいます。
「(あなたも含めて)結婚して幸せそうな人がいない」と心の中で逆に勝利宣言するのもいいかもしれません。
「結婚すれば一人前になるよ」
男性が言われやすい言葉だと思いますが、独身が「半人前」だと誰が定義したのでしょうか?
結婚してても「人間的にトンデモナイ半人前」がいることは、ニュースなどを見ればわかります。
「結婚したほうが良いよ」
既婚の男女が言ってくることがあります。でも相手は自分の何がわかっているんでしょうか?価値観の押し付けは認めてはいけません。
「独身で老後は大変じゃない?」
結婚したからと言って、老後問題が解決するわけではありません。むしろ60代以降はどちらが先になくなるかわからず、結局人間最後は一人です。
「ちゃんと資産設計しているので」とでも言っておきましょう。
「だから結婚できないんだよ」
何かミスした時などに言われがちですが、そんなこと言われる筋合い全くありません。
逆に「どうしてあなたみたいな人が結婚できたんですか」と言い返していやりたいですね。
「次はあなたの番だね」
結婚するとか、婚約しているとかなんも言ってないのに、「次」ってなんなの?と思いますよね。
善意で言ってくる人もいるのが厄介です。

まとめ:自分の気持ちに正直になって対応しよう
独身ハラスメントを受けた時に対処するための3つの方法、それは「聞き流す」「言い返す」そして「相談する」でした。
もちろん「聞き流す」で処理できれば、周りも含めて一見平和な解決方法かもしれませんが、つらいのであればしっかりと「言い返す」ことも必要でしょうし、場合によってはしかるべき機関へ「相談する」ことも必要ですよね。
独身であるゆえに嫌がらせを受けて、心身に影響が出るまで待たないでくださいね。

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